人はなぜ落ち込むのか

みなさん、落ち込むことってあります?
私は人並み以上に落ち込むことあります。
病気になる前から、元々気にしやすい性格なのもあったのですが、病気になってからさらに落ち込むようになりました。
そんな私の長年の謎、人はなぜ落ち込むのかについて調べてみました。

まず、落ち込むとはなにかについてですが一般的には何かしらの外的もしくは内的な刺激によって脳内の神経伝達物質のバランスが変化していることを指します。
具体的にはセロトニンと呼ばれる物質は幸福物質とも呼ばれている神経伝達物質ですが、これが過剰に放出されると落ち込むことになったりします。
この外的もしくは内的刺激の閾値については人によって様々で、天気や気圧、女性では生理周期等によって気分が下がることを一般的には落ち込むと言われています。

ちなみに、うつ病の落ち込みと一般の人の落ち込みの違いは診断基準によって明確に定められています。
うつ病の落ち込みの診断基準は2週間以上慢性的な落ち込みが続く場合、うつ病と診断される要素の一つになります。

そろそろ本題に入りますね。
「人はなぜ落ち込むのか」ですが、これには諸説ありますが最も私が有力だと思っているのが、「人間とは進化の過程でネガティブになっていった」という進化心理学の考え方です。
これ、当たり前なのですが常にとは言わなくても定期的にネガティブなことを考えていなかったら人間は絶滅していたという考えで、古代の人間は常に肉食獣や謎の病気と戦いながら生きて進化してきました。

「明日、獲物が獲れなかったらどうしよう」
「寝てる間に虎に襲われたらどうしよう」
「謎の病気にかかったらどうしよう」

こんな風にネガティブに物事を考えることによって私たちの祖先は生き延びてきたのです。
つまり私たちにはネガティブに考えたり、物事に対して落ち込むという反応は至極当然のことだということが心理学の世界では分かってきました。

もちろん、考えすぎて病気になったり自分を傷つけてしまうのはよくありません。
ですが、ネガティブな生き物ほど生き残ることが出来て来たこの世界。
一日のうち、少しの時間くらいはネガティブに物事を考えて落ち込んでもいいのではないのでしょうか?
ちなみに私はネガティブなことや落ち込んだことはその場その場でノートやスマホに書いています。
気持ちを言語で表現することで心のガス抜きになるからです。
皆さんもつらいことやネガティブなことで落ち込みが強くなった時はノートやスマホにぶわーっと書き込んで見たらいかがでしょうか?
少し心が楽になるかも知れませんよ。

ということで、今日は人がなぜ落ち込むのかについて書かせていただきました。